Culture

Yosuke Matsubara

10 May 2022

「どんな艦隊や火炎放射器、戦車でも無形文化財は焼き払えない」

これは以前見たドキュメンタリー番組で話していた一文である。

いわゆる【 無形文化財 】とは人々が日常の営みで手に入れたわざであり、伝統芸能でありそれが一般大衆化した娯楽でもある。

 

先の大戦後、今日に至るまで復興を遂げた人間は希望を取り戻してきた。

沖縄は戦後復興を進める中で郷土芸能が地元の人々を再び魅了してきた。

地上戦が終結したとされる沖縄慰霊の日が1945年の6/23として現在も定められている。

辛うじて生き残った、当時の伝統芸能に携わる方々が仮設住宅を行脚して回ったのが終戦からわずか半年後の1945年の12月からだそうだ。

当時の一番の娯楽である郷土芸能は観客から喝采を浴びたり声に出しながらの大粒の涙を誘ったと冒頭部に記したドキュメンタリーで流れていた。

 

人間が生きている限り文化は滅びない。

 

文明が生まれ、それが枝分かれするように文化として繁栄し、維持され、はたまたは衰退と歴史は生きているように循環する。

文化を継承することや世代に伝えていくこともひとつの大事な過程であるが、創造することも同時に必要不可欠だと考える。

 

この度、宮古島にギャラリーを運営をしていくこととなった。

文化を生み出す土壌を整え、種を蒔き、成長を見守りながら新しい文化を構築していきたいと思っている。

【 Culture 】の語源は【 Cultivate 】(耕す)からきているとも言われている。

耕したその先には何が生まれるのか、とても楽しみだ。

 

「花のみやこパリ、芸術のみやこパリ」とはよくできた言葉である。

パリで様々な風景を作り出していきたい。