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Gallery

ニモマケテ

風ニモマケテ

DAICHIRO SHINJO

2022.7.8 - 9.4

Close Monday

Opening reception 

7.8[Fir] 17:00~20:00

DAICHIRO-Pali-Exhibition.png

PALI GALLERY では、7月8日から9月4日まで、新城大地郎の個展「雨ニモマケテ 風ニモマケテ」を開催します。新城の郷土・宮古島での開催は2019年以来3年ぶりとなる今回の個展では、地元の藍を使用した作品を中心に、作家の新たな試みを紹介いたします。

1992年、沖縄県宮古島に生まれた新城は、禅僧で民俗学者である祖父の影響から禅や仏教文化に親しみ、幼少期より書道をはじめます。以来、伝統的な書道の枠を飛び越え、形式にとらわれないコンテンポラリーな表現を追求してきました。身体性、空間性を備えた軽やかな新城の作品は、これまで多くの展示機会を得て国内外で高い評価を受けています。

本展では、宮古島で収穫された藍を用いた新しいシリーズを中心に計16点が展示します。新城自身が「遠い海を思わせる程、未知な表情を見せる」と言う藍の繊細な色彩に、筆の毛先に宿る躍動感、作家自らが煤(スス)と膠(ニカワ)を調合して作り上げた墨の持つ艶。それらが相重なることで、自然素材が持つ生命と対峙しているような感覚が生まれます。

特徴的なタイトル「雨ニモマケテ 風ニモマケテ」から見て取れるのは、人間よって変わってしまった環境を見つめ直したいという作家の意思です。会場には、宮古の地で長年かけて形成された天然の琉球石灰岩と、新城自身が藍や墨で着彩した岩が、インスタレーションの一部として併置されており、まさに人が手を加えたものと、加えていないものとの対比が可視化されます。そこには、日々の開発で急激に姿を変えつつある宮古島と、この島に変わらずある豊かな精神性とが重ねられているのかもしれません。

 

雨ニモマケテ 風ニモマケテ

DAICHIRO SHINJO Solo Exhibition 

会期:2022年7月8日(金)ー 9月4日(日)

時間:12:00-18:00 

定休日:月曜日

​オープニングレセプション:17:00-20:00 

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新城 大地郎 Daichiro Shinjo


1992年沖縄・宮古島生まれ。静岡文化芸術大学卒。

禅僧であり民俗学者でもある祖父を持ち、禅や仏教文化に親しみながら幼少期より書道を始める。禅や沖縄の精神文化を背景に現代的で型に縛られない自由なスタイルで、伝統的な書に新たな光を当てている。オールドファッションな書道を飛び越え、形式にとらわれない軽やかで、身体性、空間性を伴ったコンテンポラリーな表現を追求する。「 tricot COMME des GARCONS 」21AW に作品が起用、2021年「 HERMES 」制作のドキュメンタリーフィルム

「 HUMAN ODYSSEY 」に出演。2017年10月Playmountain Tokyoにて初個展「Surprise」、2018年TRUNK HOTELロビーのインスタレーション、UNTITLED ART FAIR 2020 (サンフランシスコ)、2021年12月「JINEN」UNION SODA(福岡)など。

DAICHIRO SHINJO

Daichiro Shinjo is an artist modernizing traditional Japanese calligraphy shodō, pursuing unconventional light and contemporary expressions.

Born in Miyako Island (Okinawa) he began shodō at the age of four and inherited the influences of Zen philosophy and Okinawan spiriritual culture from his grandfather, a zen monk and revered folklorist in Japan. Daichiro graduated from the department of Space Design at Shizuoka University of Art and Culture, and currently resides and works from his studio in Miyako Island. BORN IN 1992

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